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NISA・投資信託・株は何が違う?投資の選択肢をざっくり整理

「NISA」「投資信託」「株」などなど、SNSや友達との会話で、ちらほら耳にする機会が増えた人も多いのではないでしょうか。なんとなく興味はあるし、周りがやってそうで少し気になる。でも、それぞれの違いがよく分からないままになっている。

この記事では、そんな状態の大学生に向けて、投資の全体像をゆっくり整理していきます。今すぐ何かを始める必要はありません。選択肢を知って、自分のペースで考えられる状態をつくることが、今日のゴールです!

  • 投資は「制度」と「商品」に分けて考える
  • 全体像を知ると、違いが整理できる
  • 今すぐ決めなくてOK

最近SNSでNISAとか投資の話、よく見るんですよね。気にはなってるんですけど。

おっ、興味はあるんだ?

はい、言葉は聞いたことあります。投資信託とか、個別株とか。でも、正直それぞれの違いが分かってなくて…

それ、めっちゃあるあるだよ。言葉だけ先に広まってて、中身の違いまで整理してる人って、かなり少ないんだよね。

今すぐ始めたいってわけでもないんですけど、なんとなくモヤッとしてて。

じゃあ今日は、選択肢の違いを整理するところからいこうか。決める必要はないから、地図を眺める気分でOKだよ。

その温度感、ありがたいです…!

なぜ「何から始めればいいか分からなくなるのか」

興味はあっても「じゃあ何から?」となると、一気に分からなくなる人が多いはず。それもそのはずで、投資には選択肢が複数あって、それぞれ役割も違います。最初に地図を持たずに飛び込むと、どうしても迷いやすい。

なので最初にやるべきは、「どれが一番いい?」と探すことじゃなくて、全体像をざっくり把握すること。これだけで、このあとの理解のしやすさが変わってきます。

最初は選ぶより、全体像を知る。

大学生が最初に整理しておきたい3つの言葉

まず、大事な前提を1つだけ。

前提:NISAと投資商品は別モノ

よく「NISA・投資信託・株」と横並びで語られますが、実はこれ、同じカテゴリーじゃないんです。

  • ・NISA = 税金がかからなくなる「制度」(=お得な箱)
  • ・投資信託・個別株 = 実際に買う「商品」(=箱に入れる中身)

「NISAという箱の中に、投資信託や株を入れて持つ」そんなイメージ。ここを押さえるだけで、だいぶ整理しやすくなります。

①投資信託

プロが選んだ「いろんな会社の詰め合わせパック」のこと。幕の内弁当をイメージしてみてください。栄養バランスの取れた食材が詰まってますよね。

投資信託も同様に、1つ買うだけで自然にたくさんの会社に分散される仕組みになっています。月1,000円くらいの少額からでも始められて、基本は放っておいてOK。手間がかからないのが特徴です。

②NISA(ニーサ)

商品ではなく、税金がかからなくなる「制度」のこと。正式名称は「少額投資非課税制度」です。普通に投資をして1万円儲けると、約2,000円が税金で引かれて、手元に残るのは8,000円ほど。

でもNISAという箱の中で同じ投資をすれば、この税金がゼロになります。1万円まるっと自分のものに。投信でも株でも、この箱に入れて持つことができます。

③個別株

任天堂やユニクロのような、特定の会社の一部を持つこと。株価が上がれば利益、下がれば損になります。値動きが比較的大きいぶん、ニュースや経済の話が一気に自分ごとになるのが面白いところです。

NISAは「箱」、投信と株は「中身」。カテゴリーが違う。

で、どう考えていけばいい?

3つの違いが見えたところで、じゃあ、どう考えればいいのか?

一般的によく紹介されているのは、「投資信託をNISAの中でコツコツ積み立てていく」というやり方です。長く・いろんなものに・少しずつ続けるスタイルで、失敗しにくいとされているからです。月1,000円からでも始められるので、授業やサークルで忙しい大学生との相性も悪くありません。

ただ、これは「多くの人が選んでいる定番」であって、最初からこれに決めないといけないわけではないです。今すぐ結論を出す必要はないので、「そういう考え方もあるんだな」くらいで受け取ってもらえれば十分です。

個別株は「学びの入り口」

じゃあ個別株はどう位置づけるか。こっちは増やすための道具というより、経済を知るための入り口として見る人も多いです。

1株だけでも持ってみると、その会社のニュースが自然と目に入るようになります。「新商品が出たらしい」「決算が発表された」「今日は株価が下がったけど、なんで?」このように、これまでスルーしてきたニュースが自分ごとになっていきます。

「なぜ動いたんだろう」と考えるクセがつくと、経済の理解が少しずつ深まっていくはずです。金額的なリターンより、この視点の変化や得られる学びのほうが、大学生にとっては価値が大きいかもしれません。

いきなり始めなくていい、という選択肢

ここまで読んで、「違いは分かったけど、実際に始めるのはちょっと不安…」と感じた人もいると思います。それ、すごく健全な感覚です。

失敗したくないし、仕組みをよく分からないまま始めるのは誰だって怖い。そんなときに知っておいてほしいのが、お金を使わずに試せる方法があるということです。

投資信託・NISAを体感するなら:積立シミュレーション

たとえば「トウシカ」のようなアプリでは、「月いくら・何年積み立てると、だいたいどうなるか」を数字とグラフで確認できます。NISAで積み立てたときのイメージを、実際のお金を使わずに掴めるのが便利なところ。

個別株を体感するなら:株式売買の疑似体験

株たす」のようなアプリでは、本物の株価データを使って、仮想のお金で売買の練習ができます。損しても実際にお金を失うわけではないため、痛くありません。気になる会社を選んで「買ってみたら上がるかな?」くらいの気持ちで試せます。

こうしたツールを使うと、

  • ・仕組みがなんとなく分かってくる
  • ・自分の性格に合いそうか判断できる
  • ・いざ本番に進むときの不安が減る

といったメリットがあります。
いきなり本番に進むのが不安な人は、こうした方法から試してみるのも一つです。

  • 投資は「NISA(箱)」と「投信・株(中身)」で分けて考えると整理しやすい
  • 投信とNISAを組み合わせて進める人もいれば、株から学び始める人もいる
  • 今すぐ決めなくてOK。不安な人はお金を使わずに試してみる方法もある

大事なのは、一気に理解して決めることじゃなくて、少しずつ馴染んでいくこと。今日の内容で「なんとなく整理できた」と感じられたら、それだけで十分な一歩です。

柴田 充輝
編集者
柴田 充輝
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。