今回は、これまで紹介してきた「株価を見る視点」を実際に試してみます。
大事なのは、いきなり売買を始めることではなく、学んだ視点を自分の目で確かめてみること。
文章を読むだけでは分からなかったことが、少し手を動かすだけで「ああ、こういうことか」と腑に落ちる。
そんな体験を目指す実践編です。
- これまで学んだ「株価を見る視点」は、実際に試してみると理解がぐっと深まる
- まずは身近な会社を1社、株価で見てみるだけで十分な第一歩になる
- 1分・5分・継続の3つのミッションで、気軽に実践を始められる
※読む前に株価を見てみたい方へ
「株たす」を試す
ここまで読んできて、実際に株価を見てみようかな、とは思ってきました。
いいね。でも最初は、難しく考えなくて大丈夫だよ。
何から見ればいいんですか?
まずは身近な会社を1社見てみること。それだけでも十分。
そんな感じでいいんですね。
うん。今日は、気軽に試せる『3つのミッション』を紹介するね。
これまでの回で、値動きの仕組みや、分散・積立の考え方などを紹介してきました。ただ、こうした話は頭で理解していても、どうしても他人事のままになりがちです。
そこで今回は、お金を使わずに株価の動きを体験できるデモアプリ「株たす」を例に使いながら、3つのミッションに取り組んでいきます。
最初からすべてを理解しようとする必要はありません。まずは身近な会社を1社探すところから、少しずつ進めていきましょう。
1分ミッション「身近な会社を、株価で見てみる」
最初の1分でやることは、とてもシンプルです。「気になる会社を1つ思い浮かべて、株価を見てみる」。まずはこれだけでOKです。
今回は例として株たすを使います。いつも使っているコンビニや、よく行くカフェ、スマホのメーカー、バイト先の運営会社など、自分の生活に出てくる会社を1つ選んでみてください。その会社が上場していれば、アプリ内で検索すると、今の株価とチャート(値動きのグラフ)が表示されます。
これだけで、ちょっとした発見があります。「ふだん何気なく使っているあの会社が、世の中ではこういう数字で見られているんだ」という感覚です。値段は上がっているのか、下がっているのか。1年前と比べて今はどうなのか。
自分の生活と企業が、株価という数字でつながる。まずは「見るだけ」で、この感覚をつかむことが最初のミッションのゴールです。
1分でできるのは「身近な会社と自分の生活を、株価でつなげてみる」こと
5分ミッション「値動きを、自分ごととして体感する」
5分あれば、値動きを体感するための第一歩を踏み出せます。
先ほど見つけた会社の株を、アプリ内の「仮想のお金」で試しに買ってみましょう(保有してみましょう)。
買うところまで完了したら、今日のミッションはクリアです。翌日や数日後に、もう一度アプリを開いてみてください。値段が上がっていれば「お、増えた」、下がっていれば「あ、減ってる」と実感できるはずです。自分で選んだ会社だからこそ、ただチャートを眺めていたときよりも、日々の値動きが気になってきます。
ここでは利益を出すことが目的ではなく、前回までに学んだ「値動きの理由」「分散」「積立」といった視点を、自分の画面で確かめてみることが目的です。本物のお金ではないからこそ、複数の会社を保有してみて動き方の違いを観察するなど、結果を気にせずいろいろな見方を試せます。
5分で仮想の株を保有し、「値動きの感覚」を味わう準備をする
継続ミッション「学んだ視点を、実感に変える」
1回だけで終わらず、無理のない範囲で何度かアプリを開いてみると、これまで学んできたことが少しずつ実感に変わっていきます。
たとえば、試しに保有していた会社の株が大きく動いた日。気になったときにニュースを調べてみると、「新サービスを発表した」「決算が発表された」など、値動きの背景が見つかることがあります。
すべての理由を正確に説明できなくても、「このニュースと値動きは関係しているのかもしれない」と考えるだけで、株価を見る視点は確実に変わります。
また、複数の会社を見比べたり、しばらく値動きを追ったりすることで、「分散するとこうなるのか」と自分なりに確かめられます。ここで新しい知識を増やすというより、記事で読んだことを「こういうことか」と体験できれば十分です。
続けることの価値は、知識をたくさん覚えることではなく、学んだことが「知っている」から「自分なりに分かる」へ変わっていくことにあります。
続けることで、学んだ視点が知識から実感に変わる
まとめ
ここまで学んできた「株価を見る視点」は、実際に少し触れてみることで、格段に理解しやすくなります。記事を読んだときにはピンとこなかったことも、自分で会社を選び、値動きを見てみると「こういうことだったのか」と感じられるかもしれません。
最初から完璧にやる必要はなく、3つのミッションをすべてこなさなくても大丈夫です。まずは、身近な会社を1社見てみる。それくらいの気軽さで第一歩を踏み出してみてください。
今回は実践方法の一例として「株たす」を使いましたが、大切なのは、これまで学んだ視点を「自分の目で確かめてみること」です。
- 学んだ内容は、実際に確かめてみると理解しやすくなる
- 最初から完璧に取り組む必要はない
- まずは身近な会社を1社見てみるだけでも十分





