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知ってるとちょっと差がつく!大学生のための税金・年金・社会保険ガイド

大学生になると、バイト代に関わる税金や、20歳になったときに届く年金のお知らせなど、少しずつ「お金の制度」が自分にも関係してきます。

正直、今すぐ知らなくても困らないかもしれません。でも、ざっくり知っておくだけで、周りより少し先に社会の仕組みが見えてくるはず。

まずは「何がいつ自分に関係してくるか」と「そのとき何を見ればいいか」の地図だけ持っておきましょう。今回は、大学生のうちに知っておきたい税金・年金・社会保険の全体像を紹介します。

  • バイト代と税金の関係がざっくりわかる
  • 20歳で届く年金のお知らせで、何をすればいいかがわかる
  • 就職後の給料から何が引かれるのか、ざっくりイメージできる

大学生になったし、そろそろバイト始めようと思ってるんです!

いいね。ちなみに、バイトを始めると税金が関係してくることがあるって知ってる?

え、バイトでも税金って関係あるんですか?給料ってそのままもらえるのかと思ってました

大丈夫。全部わかる必要はないよ。まずは「いつ・何が・自分に関係するか」と「そのとき何をするか」だけ押さえておけば十分

年金って、まだまだ先の話かと思ってました。大学生でも関係あるんですね

そうだね。でも細かく覚えなくても大丈夫だよ。今回は、バイト・20歳・就職のタイミングで関係するお金の制度をざっくり見ていこう!

大学生活で出会う3つのお金の制度

税金、年金、社会保険。名前だけ見ると、ちょっと難しそうに感じるかもしれません。

でも、大学生のうちは細かい仕組みまで覚える必要はありません。まずは、自分の生活のどこで関係してくるのかを押さえればOKです。

① 税金 = バイト代が増えると関係してくるお金

バイトをすると、給料から所得税が引かれたり、年間の収入によって親の扶養に関係したりすることがあります。

税金は、国や自治体が道路、学校、ゴミ収集などの社会のサービスを動かすために集めているお金です。

大学生のうちは、まず「バイト代が増えると、税金が関係してくることがある」くらいの理解で大丈夫です。

② 年金 = 20歳になると関係してくる制度

年金は、年をとったときや、病気・ケガなどで働けなくなったときに受け取れるお金の制度です。

「年金って社会人になってからの話では?」と思うかもしれませんが、国民年金は20歳になると関係してきます。20歳になると、年金に関するお知らせが届きます。

学生のうちは、保険料の支払いが難しい場合に「学生納付特例」という制度を利用できることがあります。

③ 社会保険 = 病気やケガ、働くことに関係する保険

社会保険は、病気やケガ、働けなくなったときなどに備えるための制度です。

大学生の間は、親の健康保険の扶養に入っている人も多いです。就職すると、会社の健康保険や厚生年金に加入し、毎月の給料から保険料が引かれるようになります。

大学生のうちは、「就職したら給料から社会保険料が引かれるようになる」くらいを知っておけば十分です。

大学生に関係しやすい順番は、バイトで税金、20歳で年金、就職で社会保険。

いつ、何が関係してくる?大学生〜社会人1年目のタイムライン

「制度があるのはわかった。で、自分にはいつ関係するの?」というところが一番大事です。

細かいルールを暗記するより、まずはタイミングで考えてみましょう。

バイトを始めたら → 税金が関係してくる

バイト代が増えると、自分に所得税や住民税がかかったり、親の扶養に関係したりする場合があります。

よく「年収103万円の壁」と言われますが、これは主に所得税や扶養に関係する目安です。一方で、住民税は103万円より低い年収でもかかる場合があり、基準は住んでいる地域によって異なります。

だからこそ、「103万円以下なら税金は一切かからない」と覚えるのではなく、まずは毎月どのくらい稼いでいるかを給与明細で確認しておくことが大切です。収入が増えてきたら、シフトを増やす前に家族やバイト先に一度相談してみましょう。

やること→給与明細を見て、毎月のバイト代を把握する。収入が増えてきたら、ひとりで判断せず家族やバイト先に相談する

20歳になったら → 年金のお知らせが届く

20歳の誕生月あたりに、年金の加入通知が届きます。放置してしまうと「未納」として記録され、将来の受け取りに影響することもあるため、届いたら早めに対応しましょう。

学生のうちは「学生納付特例」という制度を使えば、在学中は保険料の支払いを先送りにできます。封筒の中に申請書類が入っているので、確認して手続きをしてしまいましょう。

やること:封筒を開ける → 内容を確認する → 必要なら学生納付特例を申請する

就職したら → 社会保険に自動で切り替わる

会社に就職すると、健康保険や厚生年金などに加入します。多くの場合、手続きは会社が進めてくれます。

その代わり、毎月の給料から「健康保険」「厚生年金」「雇用保険」などが引かれるようになります。

社会人1年目で最初の給与明細を見たときに、「思ったより手取りが少ない」と感じる人もいます。これは、税金や社会保険料などが差し引かれているためです。

就職後は、給与明細を見て「額面」と「手取り」の違いを確認してみましょう。

やること→就職後の給与明細で、何が引かれているか確認する

バイトを始めたら給与明細を見る。20歳になったら年金のお知らせを確認する。就職したら給料から何が引かれているかを見る。

全部覚えなくていい。でも「どこで確認するか」は知っておこう

税金、年金、社会保険は、細かいルールまで一度に覚えようとすると大変です。

今は、わからないことが出てきたときに、どこで確認すればいいかを知っておくと良いでしょう。

  • 税金のことを調べたいとき → 国税庁のサイト
  • 年金のことを調べたいとき → 日本年金機構のサイト
  • バイト代や給与明細について確認したいとき → バイト先や会社の担当者

ネットやSNSにもいろいろな情報がありますが、制度は変わることがあります。特に税金や年金のような話は、できるだけ公式サイトや学校・会社の担当者に確認するのがおすすめです。

「税金は国税庁」「年金は日本年金機構」「給与や社保はバイト先・会社に確認」。この3つを知っておけば、細かいことはあとから調べ直せる。

まとめ

税金・年金・社会保険は、なんとなく難しそうに見えるかもしれません。

でも、大学生のうちは全部を完璧に理解する必要はありません。まずは、自分に関係してくるタイミングを知っておけば十分です。

  • バイトを始めたら、税金が関係してくることがある
  • 20歳になったら、年金のお知らせが届く
  • 就職したら、給料から社会保険料などが引かれるようになる

最初の一歩は、バイトを始めたら給与明細を見てみること。

「今月いくら稼いだか」「何か引かれているものはあるか」を見てみるだけでも、お金の制度が少し身近になります。

細かいことは、必要になったときに調べればOK。まずは「バイト・20歳・就職」の3つのタイミングで、何が自分に関係するのかをざっくり押さえておきましょう。

柴田 充輝
編集者
柴田 充輝
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。