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大学生が知っておきたい投資詐欺のサイン3つ|見抜き方と体験で学ぶ対策

「SNSで見かけた副業や投資の話、なんとなく気になるけど本当に大丈夫なのかな…」そう思ったことはありませんか?

実は、こうした話の中には投資詐欺が紛れていることも少なくありません。そして投資詐欺には、「お決まりのパターン」があります。パターンさえ知っておけば、怖がるより落ち着いて対応できます。

今日は、怪しい話を見抜くための「3つの危険サイン」と、引っかからない止まり方をわかりやすく紹介します。さらに、「実際の詐欺の流れを体験できる方法」も最後に紹介します。

  • 投資詐欺には「すごそうに見せる・急がせる・秘密にさせる」の3つのパターンがある
  • 怪しいと思ったら「その場で決めない・相談する・公式で確認する」で止まれる
  • パターンを知るだけでなく、一度体験しておくことで「使える知識」になる

※読む前に体験してみたい方へ
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最近SNSで『投資で月30万稼いでます』みたいの見るんですけど、あれって本当なんですかね?

全部がウソとは言わないけど、ああいうのをきっかけに詐欺に引き込まれるケースはかなり増えてるよ。

えっ…じゃあ投資の話って全部スルーしたほうがいいんですか?

そこまでしなくて大丈夫。詐欺にはお決まりのパターンがあるから、それさえ知っておけば落ち着いて判断できるよ。

パターンがあるんですか?

うん。今日は怪しい話に出てきやすい3つの危険サインと、そこで止まるための方法をセットで紹介するね。

でも実際に来たら、ちゃんと判断できるか不安です…

そうだよね。頭でわかってても、実際のやり取りだと流されてしまうことは少なくないんだ。だから、事前に体験して慣れておくのが大事なんだよ。

「自分は関係ない」が一番キケン

「詐欺なんて自分には関係ないでしょ」と思いますよね。でも、最近の投資詐欺って、まさに大学生くらいの世代がターゲットになっています。

警察庁の発表によると、2025年上半期のニセ警察詐欺の被害件数では、20代が全体で2番目に多くなっています。しかも、きっかけはふだん使っているInstagramやLINEの広告・DMや、先輩・知り合いからの紹介がほとんど。

「大学に入ったばかりで、まだよく知らない先輩に声をかけられた」「フォローしていた人からDMが来た」といった、ごく普通の日常の延長線上から近づいてくるのが最近の詐欺の特徴です。

だからこそ、「怪しい見た目の人が近づいてくる」というイメージを持っていると危ない。詐欺は、自分の生活圏にごく自然に入り込んできます。

とはいえ、怖がりすぎる必要はありません。詐欺の手口には共通する「クセ」があります。次のセクションで紹介する3つのサインを知っておくだけで、「あ、これ怪しいかも」と気づけるようになります。

ポイント:投資詐欺は「よその話」じゃない。自分の生活圏に入り込んでくるからこそ、パターンを知っておくことが武器になる。

怪しい話にはこの「3つの危険サイン」が出る

投資詐欺の手口はいろいろありますが、共通して使われる手口は大きく3パターンです。この3つを頭に入れておくだけで、怪しい話にかなり気づきやすくなります。

① すごそうに見せる(=権威づけ)

「有名な○○さんも使ってる」「元外資系トレーダーが監修」「特別な情報ルートがある」こんなふうに「すごい人が関わってるから安心だよ」と思わせてきます。

最近では、SNSで実在する有名人の名前や顔写真を勝手に使った偽広告も急増しています。でも本来、有名人が見ず知らずの人にわざわざ投資話を教えてくれることはありません。

「誰が言っているか」ではなく「何を言っているか」で判断するクセをつけましょう。

② 急がせる(=考える時間を奪う)

「今日中に決めないと枠が埋まる」「この値段は今だけ」「残り2枠です」のように、相手を焦らせて、考える時間を奪うのが狙いです。

まっとうな投資商品なら、「今日中に決めて」と迫られることはまずありません。急がせてくる時点で「あれ?」「なんか怪しい」と感じたら、それだけで十分に警戒すべきサインです。

③ 秘密にさせる(=相談を封じる)

「この話はまだ人に言わないで」「特別に紹介してるから内緒で」などと言われると、特別扱いされているように感じます。でもこれは、誰かに相談させないための手口です。

詐欺をする側にとって一番こわいのは、あなたが家族や友人に「こんな話が来てるんだけど…」と相談すること。だから「秘密にして」と言われることがあるのです。

3つのサインまとめ

危険サインよくあるフレーズ狙い
すごそうに見せる「有名○○も使ってる」判断を相手にゆだねさせる
急がせる「今日中に決めないと…」考える時間を奪う
秘密にさせる「まだ人に言わないで」相談という防御を封じる

この3つがでも出てきたら、まず立ち止まることが大切です。

ただし、頭でわかっていても、実際のやりとりでは「なんか断りにくい」「その場の雰囲気に流されてしまう」ことが少なくありません。知識はあっても、体験していないと体が動かないことがある。これが詐欺の難しさでもあります。

「すごそう・急がせる・秘密」が出たら黄色信号。ただし、知っているだけでなく、体験しておくと実際の場面でも動きやすくなる。

「止まり方」を先に決めておくと、いざというとき動ける

危険サインを知っていても、いざその場になると「断りにくい…」「どうしよう…」と焦ることはあります。だからこそ、止まり方をあらかじめ決めておくのがコツです。

STOP①:その場で決めない

怪しさを少しでも感じたら、「ちょっと持ち帰って考えます」と伝えましょう。まずはその場で判断しないことが大切です。

まっとうな投資商品なら、持ち帰ったぐらいでチャンスが消えることはありません。逆に「今決めないとダメだよ」と言われたら、それ自体が危険サイン(=急がせる)です。

STOP②:相談する人を先に決めておく

怪しい話が来たとき、「どうしよう、誰に相談しよう…」と迷ってしまうかもしれません。だからこそ、相談先は冷静に判断ができるうちに決めておきましょう。

おすすめの相談先はこの3つです。

  • 家族(親でもきょうだいでもOK)
  • 大学の学生相談窓口
  • 消費者ホットライン(188)

188は「いやや!」と覚えてください。電話すれば、最寄りの消費生活センターにつないでもらえます。

STOP③:公式サイトで裏を取る

相手が「○○証券の商品です」「登録済みの会社です」と言ってきても、その場で信じなくてOK。金融庁のサイトでは「免許・登録業者一覧」を誰でも検索できます。

一覧に載っていない業者=違法に営業している可能性が高い業者です。お金を預ける前に、自分の目で確認しましょう。

この3つの止まり方を知っておくだけで大きな武器になります。ただ、実際の場面では「断るタイミングがわからなかった」「気づいたら話が進んでいた」というように、冷静に判断するのが難しいこともあります。だからこそ、事前に「どんな流れで誘導されるか」を体験しておくことが、いざというときの大きな差になります。

「止まり方」は来る前に準備しておくのがコツ。さらに、体験を通じて慣れておくと、実際の場面でも落ち着いて動ける。

実際に体験してみると、もっと理解しやすい

ここまで読んで、投資詐欺の手口がなんとなくわかった方も多いと思います。

ただ、詐欺が怖いのは、知っていても実際のやり取りの中では気づきにくいことです。「有名人なりすまし」「SNS型ロマンス詐欺」「副業勧誘」など、入口はさまざまですが、多くは普通の会話から始まります。

投資学習アプリを提供するグリーンモンスター株式会社の「投資詐欺体験チャット」では、実際の詐欺に近いやり取りの流れをチャット形式で体験できます。読むだけではわかりにくい詐欺の流れを、ぜひ試してみてください!

チャットで体験してみる

  • 投資詐欺には「すごそうに見せる/急がせる/秘密にさせる」の3パターンがある
  • 怪しいと思ったら「その場で決めない」「相談」「公式サイトで確認」
  • 知識と体験をセットで持っておくことで、「使える力」として身につく

投資をする・しないに関わらず、こうした見抜く力はこれからの時代に必要なマネーリテラシーのひとつです。一度体験しておくことで、知識が「使える判断力」に変わります。

柴田 充輝
編集者
柴田 充輝
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。