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スマホ代もサブスクも。大学生が最初に知っておきたい固定費の基本

『固定費』と聞いても、すぐにはピンとこない人もいるかもしれません。固定費とは、簡単に言うと「毎月決まって出ていくお金」のこと。一人暮らしを始める大学生の場合、家賃が代表的な固定費です。

この記事では、大学生活で後悔しないために、最初に知っておきたい固定費の基本をわかりやすく紹介します。「まだ実家暮らし」という大学生の方も、読み終わったころには「知っておいてよかった」と思えるはずです。

  • 固定費とは「毎月決まって出ていくお金」のこと
  • 大学生になると、知らないうちに固定費が増えやすい
  • どういうものかを知っておくだけで、無駄な出費を防げる

一人暮らしをすると、お金ってなかなか貯まらないって聞くんですけど、本当ですか?

本当だよ。特に固定費が増えてくるとね。

固定費って…なんですか?

ざっくりいうと、毎月決まって引かれていくお金のこと。スマホ代とか、サブスクとか

あ、そういうやつ。でも今はぜんぶ親が払ってるんで、自分にはあんまり関係ないかなって…

それ、大学生のあるあるなんだけど、実は一番危ないパターンなんだよね。

え、なんでですか?

自分で払ってないと、いくらかかってるかが全然わからないままになる。で、いざ自分で払い始めたときに、初めてびっくりするんだよ。

たしかに、自分のスマホ代すら知らないかも。

だよね。だから今のうちに知っておくのが大事。一回理解しておくだけで、ムダな出費をそもそも防げるから。順番に説明するね。

そもそも「固定費」って何?

固定費とは、毎月または定期的に、だいたい決まって出ていくお金のことです。自分で「今月はいくら使おう」と意識しなくても、気づいたら引かれている。それが固定費の特徴です。

代表的なものを見てみましょう。

  • ・スマホの月額料金
  • ・自宅のWi-Fi/インターネット代
  • ・動画配信サービス(Netflix、Amazonプライムなど)
  • ・音楽アプリ(Spotify、Apple Musicなど)
  • ・保険料

今は親が払っているものも多いかもしれません。でも大学進学や一人暮らしをきっかけに、こうした出費が少しずつ自分ごとになっていきます。

固定費は「意識しなくても出ていくお金」。だからこそ、最初に把握しておくことが大事。

なぜ大学生になると固定費が増えやすいのか

高校生までは、多くの人が「スマホ代は親払い」「Wi-Fiは家のもの」「サブスクは家族で共有」という環境にいます。つまり、固定費の存在をほとんど意識しないまま生活できていた、ということです。

ところが大学生になると、こんな変化が起きやすくなります。

  • ・一人暮らしを始めて、家賃を支払う(親が負担してくれるケースもあるかもしれませんが)
  • ・一人暮らしを始めて、Wi-Fiやインターネット回線を自分で契約する
  • ・スマホを自分名義に切り替える
  • ・動画や音楽サービスを自分で登録し始める
  • ・友人に勧められてサービスを追加していく

ひとつひとつは小さく見えても、重なれば毎月数千円〜1万円以上になることも。しかも固定費は、一度契約すると意識しないまま払い続けてしまいやすいのです。

たとえば月500円のサービスでも、1年で6,000円。使っていないサービスが2〜3個あれば、それだけで年間1〜2万円が静かに消えていきます。

固定費は「じわじわ増えるもの」。最初の段階で知っておくと、その後の出費が大きく変わる。

固定費との付き合い方は「知る→考える→選ぶ」の3ステップ

固定費は難しい話ではありません。最初に3つのステップを意識するだけで、ムダな出費をそもそも防ぐことができます。

ステップ①「知る」:固定費って何が、いくらかかるの?

まず、自分にどんな固定費が発生しているか(またはこれから発生するか)を知ることから始まります。

今は親が払っている人も、「スマホ代はいくらか」「家のWi-Fi代は何円か」を一度確認してみましょう。

自分の生活にかかるお金のイメージをつかんでおくだけで、大学生活のスタートが全然変わります。

ステップ②「考える」:それ、本当に必要?

次に、「自分にとって必要かどうか」を考える習慣をつけましょう。

サービスを契約するとき、「なんとなく」「無料期間があるから」「友達が使ってるから」という理由だけで登録していませんか?固定費はいったん契約すると、毎月自動で引かれることが多いです。「本当に使うか?」を先に考える癖がつくと、ムダな出費が減ります。

ステップ③「選ぶ」:最初の選択でコスパが変わる

固定費は、「どのプランを選ぶか」「どのサービスにするか」という最初の意思決定が、その後ずっと効いてきます。

たとえばスマホ代は、最初にどのプランを選ぶかで、毎月の出費が大きく変わります。大手キャリアのプランと格安プランでは、同じような使い方をしていても月に3,000円前後、場合によってはそれ以上の差が出ることもあります。月5,000円の差は年間60,000円。アルバイト換算(時給1,200円)なら、50時間分に相当します。

知る→考える→選ぶ。この3ステップを意識するだけで、後悔しない固定費の付き合い方ができる。

大学生が最初に意識したい固定費3つ

固定費の中でも、特に大学生の生活に直結しやすいものを3つ紹介します。これから契約する機会が多い順に並べています。

① スマホ代:最初の選択で大きく差がつく

大学生が自分で払う固定費の中で、金額が最も大きくなりやすいのがスマホ代です。

プランの選び方次第で、月の負担が大きく変わります。大手キャリアのままにするか、格安プランや格安SIMに変えるかによって、月3,000〜5,000円程度の差が生まれることも珍しくありません。

「とりあえず今のまま」という選択を続けると、その差がじわじわと積み重なっていきます。一度プランを見直す、あるいは最初から比較して選ぶだけで、生活の余裕が変わってきます。

② 動画・音楽サービス:重複に注意

NetflixやAmazonプライム、SpotifyやApple Musicなど、動画・音楽系のサービスは月500〜1,000円程度のものが多く、「気軽に登録できる分、重複しやすい」のが特徴です。

似たようなサービスに複数入ってしまうと、月に1,000〜2,000円が静かに消えていきます。「どれか1つに絞る」「本当に使うものだけを選ぶ」という意識を持っておくだけで、ムダが防げます。

③ 無料トライアル・サブスク:「無料期間」は要注意

「30日間無料」「最初の1ヶ月0円」といったサービスは便利ですが、解約を忘れると翌月から自動的に有料になります。登録するときに「いつから課金が始まるか」「解約はいつまでにすればいいか」を確認しておく習慣をつけておきましょう。

固定費は、どういうものかを知っているだけでも損をしにくくなる項目です。難しく考えなくていいので、「こういうものがあるんだ」という感覚を今のうちに持っておくだけでも、大学生活の中でお金と向き合いやすくなります。

  • 固定費とは「毎月決まって出ていくお金」のこと。大学生になると少しずつ増えやすい
  • 「知る→考える→選ぶ」の3ステップを意識するだけで、ムダな出費をそもそも防げる
  • スマホ代・サブスク・無料トライアルは、最初の選択や習慣で大きく差がつく

柴田 充輝
編集者
柴田 充輝
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。